製品案内

ロックビット

地熱井用耐熱仕様ビット

耐熱仕様ビット
地熱井用耐熱仕様ビットの生命線であるシールとダイヤフラム部品の研究・開発を行い、その結果耐熱性に優れたビットをラインナップに揃えることができました

TIX-TSKの耐熱仕様ビット

ビットの部品の中で、温度に弱いエラストマー材を使用しているシールとダイヤフラムの研究・開発が行われ、その社内試験が実施されました。

開発された耐熱シールと耐熱ダイヤフラムは、標準ビット部品に比べて、耐熱性の向上を実現しました。

地熱井用耐熱仕様ビットの開発

地熱井用ビットの開発として耐熱シールと耐熱ダイヤフラムの社内試験を実施しました。その結果を報告するとともに、高温における当社ビットの性能向上を理解いただき、当社製品を御使用されることをお奨め致します。

A. 地熱井用ビットのシール耐熱摩耗試験

試験後のシール摺動面の状態

シール材質HNBRの改良品を試験温度180℃にて40時間、シール回転数200rpm(ビット回転数130rpm相当)でのシール摺動試験を実施しました。

材質(HNBR)の改良品はシール漏れもなく、シール摺動面も良い状態でありました。

B. 地熱井用ビットのダイヤフラム耐熱試験

テスト温度150℃で68時間保持後に、続けてテスト温度を200℃に上げて7時間保持する試験では、材質HNBRと標準フッ素ゴムは破損しました。

しかし、材質フッ素ゴムの改良品は180℃で68時間保持後に、続けて200℃に温度を上げて7時間保持後でも良い状態でありました。

耐熱ダイヤフラム試験後の状態(改良品)
180℃×30Hr 180℃×68Hr 200℃×7Hr
C. 製品呼称記号

地熱井用(耐熱仕様)ビットの製品呼称記号は“-G ”で表示致します。

(例)8-1/2” X30GJ-G
X : X型軸受(シールドジャーナルベアリング)
30 : 歯型
G : ボデーシャーツテール部チップ圧入
J : ボデー背面突出チップ
-G : 耐熱仕様ビット